FX始めようと思っているけれど、国内FX業者と海外FX業者の違いが分からずなかなかトレード口座を開設できないという方も多いと思います。
今回は「国内FX業者と海外FX業者の違いはなにか?」という疑問を解消するためにそれぞれの違いとメリット・デメリットを解説します。
まず、国内と海外では沢山の違いがありますが、その中でも特に大きな違いは以下の3つです。
- 税金面
- レバレッジ
- スプレッド
この違いをそれぞれ詳しく解説していきます。
税金面の違い
1つ目は税制面の違いです。
国内を使おうが海外を使おうがFX取引で利益が出ると日本に在住していれば納税と確定申告を行う義務があります。
しかし、海外FX口座か国内FX口座のどちらかを使用するかで税金額が変わってきます。
国内を使用する場合は申告分離課税となりいくら利益が出ても利益に対して20.315%の税金納める必要があります。
一方で海外を使用する場合は総合課税となり利益額によって税率が15%から最大55%となります。
例えば利益が年間330万円以下であれば海外FXを使用する方が税金面で安く済みます。
反対に利益が大きく出て年間330万円以上稼げれば国内FXを使用したほうが税金面ではお得だといえます。
大きな資金で大きく勝てる場合は国内のFXが良いですが、少額で330万円以下の儲けであるなら海外FXの方がお得だと言えるでしょう。
レバレッジの違い
2つ目はレバレッジの違いです。
国内の場合日本の金融庁の規制で最大レバレッジが25倍までと規制されていますが、海外FXは日本にはない会社であるので金融庁の影響はうけません。
その為レバレッジ倍率には規制がありません。
最大レバレッジが国内と違い500倍~数千倍という業者も多く存在します。
レバレッジは自分で調整ができるため最大レバレッジが数千倍の業者でも、レバレッジを5倍や880倍に調整することは可能です。
またレバレッジが高いと1000円や1万円からFX取引を始められるので少ない元手で効率よく資金を増やしたい方は海外を利用する方が有利です。
したがってFXを始めるときはまず海外を利用しトレードに慣れてある程度大きな資金を運用できるようになれば国内引っ越しするのが良いと思います。
スプレッドの違い
3つ目はスプレッドの違いです。
スプレッドとは買値と売値の差のことです。
この差が小さいと取引コストが安く、広いと取引コストが高くなります。
国内はドル円のスプレッドが約0.4pipsです。
一方海外はドル円のスプレッドが1.5pipsと国内と比べて広く設定されています。
これは採用している取引方法に違いがある為にスプレッドの差が出ています。
国内FXでは主にDD取引というものを採用しています。
DD取引とは簡単に表現すればノミ取引や総体取引なのでスプレッドを狭くすることができます。
対して海外では主にNDD取引を採用しています。
NDD取引とはFX業者のディーラーがインターバンク市場との仲介に入る取引方法の事で直接インターバンク市場で売買が行われるため人件費や所定の手数料がかかるので手数料分スプレッドを広くされています。
海外FX業者の方がスプレッドは広くなっていますが、国内のようなノミ行為がないので取引に嘘がない騙されないと言えるでしょう。
国内FX業者の方がスプレッドが狭いことは確かなので資金が多くある人で主にスキャルピングを行いたい方は国内FX業者を選ぶといいでしょう。
まとめ
今回は国内FXと海外FXについて『税金面』『レバレッジ』『スプレット』の3つの違いについて書いてみました。
要点をまとめると...
国内FXは資金が多くある場合で大きく稼ぐ場合に使い、資金が少ない、スイングトレードをする、少額で練習をしたいなどの人は海外FXの方が良いでしょう。